こんにちは、調律師の大垣です。
ここ最近の気温の急激な変化にピアノもかなり影響を受けているようで、お客様から「音が出にくいところがある」「鍵盤が上ってこない」などのお問い合わせを頂く機会が増えたように思います。原因は湿度による木の膨張での動作不良が多いのですが部品自体の摩耗、消耗による場合もあります。
今回は部品の消耗が原因だったケースが立て続き、工房内に鍵盤が溢れる状況になりました。
この赤いブッシングという部品が鍵盤の動作運動に大きく影響します
これを新しくする事で劇的にタッチが向上します。鍵盤はピアノを演奏する際に最初に動く箇所なので、初動のスムーズさはとても重要です。