
前回表面の塗料を剥がし、研ぎだした後の作業です。新しくクリアーを塗布して
表面をコーティングします。塗料は湿度や温度の状態でのり具合が変化するので
注意して作業します。
アップライトピアノのオーバーホールが始まりました。今回は響板の塗装から修復します。
響板塗料の剥離は木を痛めないように溶剤を使用せず、刃物で剥がします。
振動の妨げにならないように、表面をならします。以外に思われるかもしれませんが、
響板に使われているスプルースは、水、空気、鉄よりも振動の伝達スピードが早いのです。
古い塗料を削り落とし、表面のならしが終わったら次は塗装です。