NYスタインウェイ修理記録4回目はいよいよフレームを載せ弦を張ってゆきます
その前にフェルトなどの細かな部品はすべ作り直します。場所によっては形状や厚みを少し修正しています。なぜならば解体前の消耗が酷い部品と同じ厚み、幅で部品を作り直しても修理後の結果が良いものになるとは考えにくいからです。
チューニングピンはかなり太いサイズの物が使われていて、通常解体した後は前のサイズより1サイズ太いものを使用するのですが今回の場合はこれ以上太いピンを使うのはやめたほうが良いと判断しました。そこで同じサイズのピンに単板を挟み込んで強度を保持するやり方で弦を張ります